タイ国際航空ビジネスクラス搭乗記(札幌〜バンコク)ジャンボジェットの2階席

 さて、前回お伝えした通り僕はアジア周遊のチケットを手にしたわけなのですが、僕が出国するのは札幌です。家は東京なのですが、まず新千歳に飛びました。この理由は2つ。

・東京〜バンコク線のビジネスクラスは、予定していた日程で空席がなかった。ビジネス利用者もかなり多い路線なので、特典航空券枠が少ないのかもしれませんし、結構ギリギリのタイミングで押さえたので、元々その日が満席だったのかもしれません。

・札幌〜バンコク線は、B747(2階建てのジャンボジェット)が就航していた。

大きな飛行機というのはロマンがありますよね。しかも引退が進んでいるジャンボジェットに乗る機会は、なかなかレアなものです。特典航空券の場合、国内線→国際線という乗り継ぎもOKなので、良い機会と思って札幌バンコク線をセレクトです。2階席を狙って検索すると、朝ど登場する日は空席がありました。冬季スケジュールでは1日2便に増便したらしいのですが結構空いていたので、やはり直接飛ぶ人はそんなに多くないのでしょうか。

(追記:コロナによる旅行の低迷、フライトの利用者数激減により、各社ジャンボジェットの引退を早めているとのニュースがありました。Time is moneyというか、乗れる時に乗っておく、行ける時に行っておく、というのは大事だとコロナ禍を受けてあらためて実感しました)

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チェックインカウンターはこんな感じです。新千歳とはいえ地方空港なので、そんなに広いカウンターがあるわけではありません。ビジネスクラスなので、出国したあとラウンジを使えたのですが、そんなに食べるものもないかなぁという感じで、飲み物を飲んで新聞を読むというくらいで搭乗カウンターへ。

程なく搭乗開始。(幼少期にANAJALの国内線では乗っていると思いますが)記憶にある限りほぼ初めてのジャンボジェットです。

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こちらは1Fのファーストクラスです。札幌〜バンコクのこの路線ではファーストクラスの設定がないので、ビジネスクラス利用客でも利用可能です。ただ調べた時にはこの日は空席がなく、選択することはできませんでした・・

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2階席。天井は少し低め?

こちらが2階席です。ジャンボジェットの2階部分なので通路も1列で、屋根裏部屋感がありますね。他の機体では見たことがないスペースです。

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 どっしりした感じのシートは、座り心地も良い感じです。

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 このプラスチックの質感、時代を感じますけれども特に不便というわけではなく。何か少しレトロな感じ。紫色も雰囲気に合ってます。

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ウェルカムドリンクはオレンジジュースをいただきました。花が南国らしい。

 花は離陸前にグラスと共に回収されました笑

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ヘッドホンとアメニティ。

アメニティのポーチまでもらえて、(個人的には初体験だったので)嬉しい限り。ヘッドホンは途中で故障したので替えてもらいました。

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眼下に見下ろすは冬の北海道。

幾何学的な新千歳空港を見下ろしながら離陸。

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メニュー

 


安定飛行に入ると機内食の時間ですが、タイ航空のHPからメインを事前選択できた(事前選択すると、機内では選べないメインも選択可能)ので、ラムのジンギスカンを予約しておきました。機内でメニューを見ながら悩む楽しみもありますが、場合によっては売り切れたりあまり好みに合うものがなかったりするので、良さげなものがあれば先に予約しておくと良いですね。

ドリンクメニューも充実(していたはずです)。

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シャンパンとナッツ

シャンパンを頼んだ時にチェイサーもついてくるあたり、ありがたいですね。気圧の関係か、機内は地上より酔いが回りやすいと言いますので。ナッツも美味しいですが、一人用としては多いですね。。

 

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前菜。パンも美味。 

前菜は牛肉のパストラミと付け合わせ。生野菜はしんなり目?でしたがガーリックトーストも熱々で美味しかったです。

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 予約していたジンギスカンですが、なかなか美味しかったと思います。若干肉が硬いのは仕方がないですね。一緒に白米をどう?と勧められたのでいただいたんですが、茶碗がこんな感じ。デザインが斬新というか、UFOか?というような見たことのない柄でした(米を入れるのには合わないような…?)

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茶碗は銀色で、紫のストライプ

食後にチーズとフルーツを。クセがない無難な組み合わせでした。お茶と一緒にいただきました。

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チーズと果物

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アイスクリームonムース(?)

デザートは、アイスクリームをムース状の何かに載せたもの(味はよくわかりませんでした)。緑色と紫色のものは寒天だったのか、あんこのような物だったのか。。不思議な味だったという記憶があります。

サービス面ですが、ワインがなくなりかけたらその都度注ぎ足してくれるというホスピタリティあふれる感じでした(僕は色んなものを少しずつ飲みたい、という感じだったので2回くらい継ぎ足されたらお断りしました)。

食後は機内がお休みモードに入ります。CAさんたちがブラインドを閉めてくれるのですが、そこでハプニングが。一つの窓のブラインドが故障(取っ手が外れる)という事態に。取っ手が取れたブラインドがどうしても下がらず、苦戦されていましたが、日光が入り込んできて眩しいということで、とあるCAさん(結構年配で恰幅の良い女性でした)が名案を。CAさんとかに指示してメニューを集めるなり、それをテープで窓に貼る!豪快というか、機転が効くというか、なかなかない経験をさせてもらいました笑

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ブラインド故障した窓に、メニューで蓋をします笑

ご覧の通り、機体には結構年季が入っているのでしょうね。個人的には古い機体だから悪い、というわけでもないのですが、確かに新たに燃費も良い飛行機が開発されたら取って代わるよなぁとなんとなく感慨深いです。

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リクライニングMAX

リクライニングは、水平なベッドにはなりませんが、別に十分なんじゃないかという感想。なにぶん初めてなもので。

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そんなに眠れないので、散策がてらお手洗いに行くと、アメニティと共にお洒落なハンドタオルが。ホテルみたいですね。

途中、いつでもオーダー可能な軽食があったので、タイっぽいSpicy Noodleを頼むことに。茶そばや、Deep-fried Tofu(厚揚げ??)もありますね。。ヌードルは卵やさつま揚げ的なもの?も入っておりなかなか美味しかったです。

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意外と具だくさん

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メニューが画面でも表示されます。

7時間弱のフライトで、映画も1本くらい観たと思うのですが、記憶では少々暇を持て余してました、、というのも昼便なので眠くもならず、途中からブラインドを下げられて(一部封鎖されて)景色もそんなに見る感じではなかったので。長距離便でしっかり眠るなら時間がすぐすぎるのかもしれませんが。

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こちらは台湾上空。南東部の海岸線が見えます。

最新の機材ではなかったので旧式の、という感想も少しあるものの、タイらしく全体的に満足度の高いフライトでした。7時間は少々長かったので、4時間とかの距離なら退屈もせずにいいかもしれませんね。

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千歳でもスワンナプームでも全体の写真は撮れず。。

これで無事バンコクに到着。ちょっと休憩+観光して次はシンガポールに乗り継ぎです。