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シンガポール航空のビジネスクラスでニューヨークへ(搭乗記:SQ25便)

 前回、シンガポール航空のプレミアムエコノミークラスについてレビューを書きましたが、今回は同路線の復路、ビジネスクラスに乗った時の話です。フランクフルトからニューヨークまでの以遠権、7時間超のフライトを快適に過ごせるのでしょうか。

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復路:SQ25 FRA - JFK (B777-300) ビジネス

 フランクフルトを8:50amに出発し、時差の関係でニューヨークに昼前に着くフライトです。偏西風の影響で、往路よりも時間がかかり飛行時間は概ね7時間強といったところ。フランクフルト空港は市街地から近く(S Bahnと呼ばれる鉄道で10分少々)、6ユーロくらいかかりますが便利な部類だと思います。私は空港付近に宿泊していたのでUberで空港まで移動。

 荷物を預け出国手続きを済ませると、今回はビジネスクラスなのでラウンジを利用できます。フランクフルトにはシンガポール航空のラウンジはありませんが、拠点であるルフトハンザのラウンジまたはエアカナダのラウンジも使うことができました。ちなみに24時間オープンではありません。

ルフトハンザは複数ありますが、ビジネスクラス利用者はBusiness Loungeを利用できます

 時間があったので両方寄ってみましたが、朝食の時間帯なのでいずれも食事の品数が多いわけではなかったものの、ルフトハンザのラウンジは席数も多くオープンな雰囲気、まさにイメージ通り。食事のラインナップとしてはフルーツやサラダに加え、ホットミールはポテトやマッシュルーム、スクランブルエッグなど軽めのものが数品でした。

ドリンクは豊富。

全体的にオープンな雰囲気

 ルフトハンザのラウンジにはシャワーがあったため、搭乗前に浴びておくことに。日本やバンコクシンガポールと比較するとさすがに及びません(あと恐らく数が少ないので時間帯によっては混雑する?)が、清潔で十分満足なレベルです。シャンプーはロクシタン

 エアカナダの方は、食事はほぼ同じようなラインナップでしたが休息用のブースが6つほど用意されており、個人的に雰囲気が好きなのはエアカナダでした。

木のデザインが素敵

 今回は朝早かったのもあり、個室ブースも空いていました。少々休憩。

内装自体はルフトハンザラウンジと似ている気がします

昔のエアカナダの広告が飾ってあるのが良い。

 

 ラウンジから搭乗機材を拝むこともでき、良い雰囲気ではないでしょうか。

フランクフルトの夜明け

 搭乗時刻が近づいてきたのでゲートへ移動。復路も機材はB777。以前はこの路線に総二階建てのA380が投入されていたような気もしますが、現在シンガポール航空A380が運行しているのはデリー、シドニーとロンドンですかね。乗る機会自体が減っている機材でもありますし、個人的に大きな飛行機の安心感が好きなので、必ず乗りたいと思っています。

 事前に窓側の1人席を予約しておいたのですが、個室感に加え横幅も広いですね。座席には大きなクッションとブランケット、スリッパが用意されていました(プレエコと同じく、アメニティは申告制です:Le Laboというブランドとのコラボでした)。さすがは需要も多い路線なのでしょう、少なくともビジネスクラスは満席に近い利用状況でした。

こちらは通路側席の写真:1-2-1の座席配置です

 収納もあり、モニターがすごく大きいわけではないのですが、手元にPSPのようなタブレットがあるのが個人的にはありがたく。予期せずモニターと同期されてしまうなど、慣れていないからか若干の使いづらさはあったのですが、これで映画を見ながらでも残りの飛行時間等を確認することができます。収納のところには予め水のペットボトルが入っており、これもポイントが高い。

窓2つ分を占有、小物入れも十分なサイズ。

 往路で書きそびれましたが、シンガポール航空のもう一つの良いところとして、マイレージプログラム(KrisFlyer)に登録さえしていれば、エコノミークラスであってもWifiを無料で利用できます。実際の搭乗マイルはANAなど他社につけることも可能なので、SQ搭乗の前にはぜひKrisFlyerに登録しておくことがおすすめです。

 離陸前のウェルカムドリンクはシャンパンをいただきまして、定刻通りに出発。

物を置くスペースが広いのが良いところ。

 無事離陸して安定飛行に入ると機内食シンガポールらしくサテ(ピーナッツソースをつけた焼き鳥)から始まりました。詳しくは不明ですが、テーブルクロスはサテが終わった後に用意してもらえたので、これはアミューズという位置付けなんでしょうかね。

シャンパンとともにいただきました。スプーンか何かあるとなお食べやすい(?)

 前菜は生ハムとモッツァレラのサラダ。野菜もフレッシュで美味しかったです。SQ名物(?)のガーリックトーストもいただきました。

オリーブオイルをその場でCAさんにかけていただきます

 ワインリストの一部を写真に載せていますが、この時はオーストラリアの白ワインを合わせており、非常に好みでした。

事前にオンラインでも確認することができます。

 そしてメインはBook the Cookから事前選択。豚ほほの煮込みと、付け合わせでbread dumplingという聞き慣れない料理で、味はまあ良かったのですが見た目に若干疑問が残る料理でした。bread dumplingは食パンと車麩を固めて蒸したようなもので、中華の付け合わせで出てきそうな印象。朝なので、赤ワインは飲みませんでした。

写真があまり良くないですが、肉は見た目よりは柔らかかった

 食後はフルーツとミルクアイスクリーム。フルーツが大ぶりなのが嬉しい。コーヒーとチョコレートも持ってきていただきました。メインのクオリティは出発地とメニューにより若干左右されそうですが、やはり全体的には非常に満足できるサービスでした。

フレッシュなフルーツが出てくるのはありがたい

 その後、朝早かったので本当はよく眠っておいた方が良さそうなのですが、昼便ということもあって映画を見るなどしていました。

これが座席モードの際の最大のリクライニング

 その後、座席をベッドポジションにして少し仮眠を、と思ったのですがこれが若干難しく、リクライニング自体は途中までしか倒れない仕様になっています。ベッドにするには座席を逆側に倒す必要があり、コツが必要なのかどうにもうまくいかなかったのでCAさんに手伝っていただきました。ベッドにすると足元も余裕があり快適です。

シーツはあらかじめ敷いてありました。リンゴジュースとアーモンド。

 お手洗いも綺麗に保たれていました。ハンドクリームやオーデコロンも用意があり、さすがビジネスクラスといったところです(先日スイス航空のエコノミーに乗った時、お手洗いに同様のアメニティが用意されていて驚きました)。ちなみに、たまに見かけるのですが写真のようにゴミ箱の蓋を足で開けることができると衛生的で良いなと思います。遭遇率が高いわけではないので、機材・エアラインによるのでしょうか。

足で踏んでゴミ箱を開けられるスタイル

 到着前の軽食は、麺類か洋食だったと思いますが麺を選択。汁なし麺で美味でした。やはりアジア料理の方がハズレはないのか。ビジネスクラスのドリンクセレクションとして複数種類のコーヒーの用意があったので、そのうちの一種をいただきました。

結構なボリューム

 そうこうしているともうニューヨークJFK空港に到着。もっと乗っていたいと思える、7時間が短く感じるフライトでした。

後ろから見たビジネスクラス。席数多めです

 全体を通してさすがSQ、値段に見合ったサービスだと思いました(しかも今回は欧米系のビジネスクラスよりも安く乗れています)。とはいえ、シンガポール航空に関してはエコノミークラスも十分快適で、これまでビジネスクラスシンガポールホーチミン台北シンガポールには乗ったことがあるのですが、どれも日本人的にはレア路線と言いますか、東京シンガポールで利用したことがまだありません。長距離線含めもっと色々開拓していきいなと思っています。御覧いただきありがとうございました。

シンガポール航空搭乗記(SQ26便プレミアムエコノミークラス)ニューヨーク〜フランクフルト

 当ブログでも数回取り上げたシンガポール航空、私の利用したいランキングで常に上位に入っています。この夏、アメリカからヨーロッパに渡航する予定があったのですが、その時にぜひ乗りたいと思っていたのがシンガポール航空の以遠権フライト、ニューヨーク〜フランクフルト線です。大西洋を横断するこちらのフライトは7-8時間程度と適度な長さで、過去に米系もヨーロッパの航空会社も使ったことがあったので、せっかくならば今回はということで航空券を購入。往路プレエコ・復路ビジネスで$2,000〜という価格帯でした。冬と比べると、夏はハイシーズンでやはり高いですね。。往復ともにレビューしようと思ったのですが、長くなるので今回はまずは前編、プレエコの搭乗記録となります。

往路:SQ26 (B777-300) プレミアムエコノミー

 シンガポール航空のニューヨーク線。日本とニューヨークも十分遠い(13-15時間)ですが、シンガポールからだと尚更距離があります。しかし需要も多いのでしょう、シンガポール航空は今回私が乗ったフランクフルト経由の便以外にも、JFK直行便とニューアークへの直行便の合計3便を飛ばしています。しかしシンガポールからニューヨークまでの運賃を調べると、フランクフルト経由が特段安いというわけでもないので、経由便を乗り通す人がどれほどいるのかは疑問です。

 ニューヨークのJFK空港は東の郊外に位置しており、マンハッタンからは鉄道または地下鉄(E線)でJamaica(駅前は治安悪めです、お気をつけて)まで移動し、そこから空港のシャトルトレインに乗ります。シャトルトレインと言ってもこちらは8.5ドルくらいします。市街地から遠いのと高いので、個人的にはJFKはあまり利用したくない空港の一つなんですが、その日はシャトルトレインの不具合(故障?)の影響で駅の人口密度がすごいことになっていました。これが動かないと空港に行けないので、初っ端からヒヤヒヤです。時間に余裕を持っておいて良かった。。しかし混雑の影響かシャトルトレインの改札が機能しておらず、駅係員の誘導で皆さん無料で(改札にカードをタッチせず)プラットフォームまで案内されたので、1500円のシャトルトレイン代が浮いたと考えれば運が良かったのかもしれません。

 ちなみに、車で行けば良いのではと思われそうですが、常にひどい渋滞に巻き込まれるようで、しかも道路も工事中で尚更混んでいるようでした。。アメリカのインフラはどうにかならないかと常々思っているのですが、比べてみると日本はやはり恵まれています。

 ちなみに、搭乗も遅れる旨アナウンスがあったのですが、理由が「クルーがホテルからJFKに向かうバスが故障して乗り換えたことによるもの」とのことで。。

 シンガポール航空はじめ、日系以外の航空会社のプレエコだと基本的にラウンジを使うことはできません。というわけで保安検査後に搭乗口に向かうと、直行便のシンガポール行き(こちらはA350の長距離用機材でしょうか)もスタンバイしていました。日本で見慣れたロゴを見ると安心しますね。私が乗った便の機材はB777A350と比べるとやや古いですが、大型で胴長で非常に美しい機材だと思っており、しかもSQのトリプルセブンは乗ったことがなかったので、今回乗れて嬉しい限りです。

こちらはシンガポールまでの直行便

 いよいよ搭乗ですが、シンガポール航空のプレミアムエコノミーには優先搭乗がないようで、ビジネスクラスやゴールドメンバーの搭乗後、エコノミー&プレエコの乗客が座席位置(窓側・中央・通路側)ごとに搭乗するという順番でした。待たなくて良いという意味では優先搭乗があった方が良いですが、いずれにせよプレエコは前方席なので優先搭乗がなくてもそこまで変わらないということかもしれません。

今回搭乗するB777

 機内に入り、ビジネスクラスを横目にしつつ中ほどまで移動。座席はどうでしょうか、レッグレストがあるなどエコノミーと比べると快適そうに見えますが、シンガポール航空の場合エコノミーもかなり快適なので正直そこまで…?と思ってしまいました。しかし今回は最前列、足元が広いのはありがたかったです。

プレエコは4列。

 なお、プレエコだと肘置きを上げられないので、エコノミーで隣が空いていて複数席独占する方が快適だ、という話を聞いたことがありそれは同意するのですが、残念ながら長距離で隣が空席のフライトに巡り合う機会が少なく、違いを実感できていません(どの路線だと複数席独占しやすいのでしょうか、どなたか教えていただきたく…)。今回も満席近かったですが、隣がいる状態で比較すると、肘置きの幅が広く隣人の腕が当たらないプレエコの方が快適だろうなと思います。

個人的には最前列は賭けのようなところがあり、足元のスペースが確保できるのと機内サービスをいち早く受けられるのは嬉しいのですが、手荷物を座席の下に置けないのがセキュリティ的に好きではないのと、加えてモニターが収納式だと離着陸時に見られず不便という欠点があります。その点今回の座席は、モニターが壁に埋め込まれているので(若干遠いことを除けば)便利でした。

足元は十分なスペース。ビジネスクラスを後ろから眺めます

ウェルカムドリンクは離陸後にいただけました。シャンパンを選択。記憶が曖昧なのですが、食事前のドリンクサービスでもシャンパンをもらったからか、2つのカップに(多分同じ)シャンパンが入っています(笑)。

プラカップでの提供。若干ロゼ味のかかった色合い

程なくして、と言っても40分後くらいですが食事も提供されました。

 別途言及すると思いますが、SQの唯一の(と言って過言ではないかもしれない)欠点はサービスに時間がかかることで、特に数年前に乱気流で不運な事故があってから、シートベルトサインが点灯するとかなりの確率でサービスが中断することと、あとはデフォルトでも結構時間を要する印象です。(特に米系と比べると一目瞭然ですが)サービスの質が高いのでその分時間を要する、ということかもしれませんが、深夜便で食事サービスが終わった時にはフライトの半分以上が過ぎていたことがあり、食べずに寝れば?という話かもしれませんが苦笑してしまいました。

さて、機内食ですがプレエコでもBook the Cookを利用して事前に選択することができます。私が今回選んだのはチキングーラッシュ(Goulash)、ハンガリーのシチューのような料理です。

品数はさすがだと思います。

 しかしこれは味の薄いトマトシチューのような印象で、一応完食こそしましたが正直二度目はないかなという感想。。米国発であることを差し引いても、少なくともアジア料理にしておくのがベターだったかもしれません。シンガポール発など、基本的に食事は間違いない航空会社だと思っているので、今回は不運だっただけかもしれません。前菜のスモークサーモンは非常に美味しかったです。

 アメニティについて、シンガポール航空の場合は申告制で6時間以上のフライトの場合はポーチをもらうことができます。ルールを知らないと逃してしまいそうですが、全員に配るよりも経済合理的かもしれませんね。

 以前ANAのプレエコについて書いた時にも触れましたが、私はそもそも機内であまり眠れないタイプなので、今回も熟睡する感じではなく、映画を見ながらうつらうつらと。ニューヨークを夜に出発してフランクフルトの早朝に到着するので本当は眠っておいた方が良いのですが、そもそも6時間程度の飛行時間ということもあり、十分な睡眠時間を確保するのはなかなか難しいものです。

 到着1.5時間ほど前になると軽食が提供されます。チキンのホットサンドイッチ(ベジタリアンのチョイスもあったかと記憶しています)で、これはエコノミークラスと同じものかと思います。

到着値フランクフルトだと早朝の時間帯。

出発は少々遅れましたが定刻に到着。広大なフランクフルト空港ですが、シンガポール航空スターアライアンスなので拠点とするルフトハンザと同じターミナル1に到着。メインの航空会社と同じターミナルを利用する場合、設備がよく整備されており動線もわかりやすいです。EUの入国(入境)にはスタンプが必要なので以前は長蛇の列でしたが、最近は日本をはじめとする指定国のパスポートを持っていると専用レーンから機械で審査を済ませることができるのでかなり時短になっているかと思います(しかしその後スタンプを押してもらう必要がありますし、列が長いこともしばしば)。

異国の地でANAを見る安心感。手前はコンドル航空

 往路のプレエコについてはこんなところで、復路は待ちに待ったビジネスクラス、後半に続きます。乗った感想としては、ANAの時も書きましたがエコノミークラスのレベルが高い航空会社だと、正直エコノミーとプレエコはあまり差が大きくないかもしれません。6-7時間だと東京〜シンガポール間とちょうど同じくらいですが、次回この長さのフライトをSQで利用する場合、私だったらエコノミーにすると思います。

 しかし確実に差別化されていますし快適なことは間違いないので、一度利用してみる価値は十分あるかなと思いますし、より長距離のフライトで今度はまた利用してみたいところです。

ボストン・ローガン空港のアクセスについて

 今回はボストンの空港から市街地、そしてハーバードやMITがあり観光客も多く訪れるボストンの隣町(ケンブリッジ)のアクセスについて簡単にご紹介します。先に結論から書くと、ボストン空港はコンパクトかつ保安検査もそこまで混雑しておらず時間を要しない(経験上)ので早く着きすぎる必要はないのが大きな利点で、アクセスはUberの価格や乗継ぎを考えると正直微妙ですが、アメリカだと他の空港よりは都心に近く便利です。

 ターミナルはA,B ,C,Eの4つがあり(なぜかDは存在せず)、国際線の発着はEがほとんど、そして主に国内線がその他3つのターミナルに分かれています。日本からの直行便だとJALが成田〜ボストンを1日1往復飛ばしていますが、この場合はターミナルEを使えば大丈夫です。

 空港内に鉄道は通っていないため、ターミナル間を移動する場合は基本的にはシャトルバスを使うことになります。シャトルバスはルートが5種類くらいあるのですが、ターミナルを回る順番や、駐車場や最寄りの地下鉄駅を経由する便などもあるので必要に応じたものに乗るようにしてください。

 ここからは、空港と市内のアクセスについてご案内します。最大のメリットとして、空港から市内に向かう場合、公共交通機関の運賃はなんと無料!!空港に向かう場合も概ね2~3ドルです。

 たとえばニューヨークのJFK空港だと10ドル以上かかりますし、ロサンゼルスやベガスなど公共交通機関を使わない方が良い空港がある(多い)ことを考えると、これは非常に珍しいことです。ボストンは基本的に公共交通を使っても安全なので、物価の高いアメリカでは本当にありがたいです。ただしUberは結構高く、市内から大抵20ドルはかかります(しかし、空港がそんなに遠くないので相対的には安いかもしれません)。

 以下、公共交通を使う際の主なアクセスです。

 

① バス

 Logan Expressというシャトルバスを使えば、ボストン市街の中心部から空港まで乗り継ぎなしでアクセスできます。ボストンのダウンタウンからであれば3ドル、空港から乗る場合は無料と格安ですが、路線バスのような普通のバス(椅子硬い、シートベルトなし、立ち乗りの可能性もあり)で高速道路を爆走するので、なかなかのスリルが得られます、というか正直怖いです。ちなみに、停留所はBack Bay Station(鉄道・地下鉄駅)とボイルストンの2つしかないので、停留所から離れた場所に行く場合は若干不便かもしれません。なお、ボストン以外にも、マサチューセッツ州内の他の町にもLogan Expressで直接行くことができます(僕も使ったことがなく、ほとんどの観光客は使わないかと思いますので略)。

 もう一つ、市街地にあるSouth Stationまでであればシルバーライン(SL)というMBTAの連節バスもあり、こちらは一部区間がバス専用レーンになっているいわゆる「BRT」のようなコンセプトの交通システムです。South Stationで地下鉄(ハーバードやMITにつながるRed Line)に無料で乗り換えられるので、個人的にはおすすめでよく使っています。本数も多いです。

 注意点として、Logan ExpressとSLの両方に言えることですが、高速道路が渋滞すると動けなくなる(かつ、夕方など結構な頻度で渋滞する)ので時間には余裕を持っておいた方が良いです。

② 地下鉄

 まず注意点として、これは空港に乗り入れているわけではないので空港から市内に行く場合でも運賃がかかります。

 Blue LineのAirport駅が最寄りで、駅名はAirportなのですが空港に乗り入れているわけではありません。地下鉄の駅から空港は徒歩だとかなり離れているので、ターミナル連絡バスに乗って移動する必要がありますが、早ければ5〜10分程度で着くもののバスの時間が読めない(一応頻繁に来るのですが、番号によってルートが違い所要時間も異なります。あとアメリカあるあるですが仮にバスが来たとしても謎の待ち時間によりなかなか発車しないことも・・なぜ時刻表がないのか・・・)ので、通常の大きめの空港のようにターミナル間を移動する電車があれば良いのにな、と思っています。ただ、ニューヨークや他の空港もターミナル間のアクセスは控えめに言って不便極まりないので、アメリカだとこれくらいが普通なのかもしれません。

 Blue Lineに乗ったら、Government Centerをはじめとするいくつかの駅で他の路線に接続していますので、目的地に応じて乗り換えてください。空港から市街地の所要時間は最速20分ですが、これはアクセス的にどちらかといえばボストン市街や西のエリア(ボストン大学ボストン美術館等)に行く人向けかもしれません。

Uber

 上にも書きましたが、市街地からだと時間帯にもよりますが通常25〜30ドル程度だと思います。複数人で移動する場合や荷物が多い場合は一番楽です。深夜早朝でも普通に呼べます。

 

空港は綺麗で、アクセスも比較的良いボストン。車がなくても観光できるアメリカにしては珍しい街ですので、皆さんもぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

エールフランス搭乗記:エコノミークラス編(マラケシュ〜パリ〜ボストン)

 渡米をきっかけにデルタ航空マイレージ会員になり、様々なことが重なった結果今年1年はシルバーメダリオンのステータスをいただけることになりました(すごく単純に言えば、年間5,000ドルを航空券に使うとシルバーになるので、比較的達成しやすいステータスかと思います)。これで、米国の国内線(デフォルトだと荷物預入れは有料)に乗る時に荷物が一つ無料になったり、座席指定の幅が広がったりします。

 というわけでスカイチームの航空会社との縁が生まれ、米国とヨーロッパを移動する際にそれなりの頻度で利用しているのがエールフランス、言わずと知れたフランスを代表する航空会社です。今回は、モロッコから米国にフランス経由で移動した際の搭乗レビューとなります。

 これまでも私がエールフランスを利用したのは数回ありますが、コロナ前にヨーロッパ圏内のエコノミークラスで利用したのと、パリ〜デリーのプレエコ(これはじきに書くかもしれませんが何とも言えないフライト)、パリ〜ボストンのビジネスクラス(以下リンク:これまで利用した全てのフライトで最高と言っても過言ではない)だったのですが、長めのエコノミークラスに乗るのは実は初めてで、気になっていたところです。実はパリからモロッコカサブランカに移動した際はAFのビジネスクラスを利用したのですが、それは別の機会に御紹介するかもしれません。

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1. マラケシュ〜パリ

 4時間程度の国際線ですが、機材はナローボディのA320です。大陸を跨ぐので大型の飛行機か?と思いきや、予約の時に確認したところ全て小型の飛行機でした。パリ〜カサブランカエールフランスの便が1日3便ありますが、これもまた同じく。4時間程度だと短(中)距離扱いなんですね。ビジネスクラスの座席もエコノミークラスと同じ(真ん中はブロック)です。

 マラケシュ空港は市街地からほど近く、バスを使うと格安(数百円)で空港まで行けるのですが、30℃近くの十分暑い気候の中、重めのスーツケースを持って(しかも事情があり今回は2つも)宿から石畳を十数分歩くのは結構しんどかったので、inDriveという現地の配車アプリでタクシーを呼ぶことに。それでも15分程度乗車して50ディルハム(800円とか)だったので十分お得です。ちなみにモロッコではUberは使えません。

アプリで呼んだらタクシーが来ました。料金表も載っていました(この通りに運用されるかは不明)

 マラケシュ空港自体はコンパクトなのですが、出国にそれなりに時間を要しました。別に全員がそうというわけではなくケースバイケースなのでしょうが、滞在中何をしていたかなど結構長めに聞かれました。怪しい荷物を調べるとかならまだしも、国から出て行く人に色々聞いてどうするつもりなのか。

渋滞することもありそうなので余裕を持っておいた方が良さそう。

 出国後の待合スペースにもカフェなど(Paulとかも)ありますが、やはり空港なのでお高めですね。あまり座席は空いていませんでしたがとりあえず電源とWifiが使えたので良いでしょう。

ヨーロッパ線が主のようです。アフリカ大陸内のフライトが少ないのが意外

 モニターなどはついていないので安全に関する説明はCAさんによるデモンストレーション。その後マラケシュから定刻通り離陸し、安定飛行に入ると国際線なので機内食があります。

砂漠の町だからか、空はやや霞んでいますね。

 ヨーロッパ内だとアルコールは提供されないのですが、中距離国際線だとどうなのか。今回は朝だったこともありリンゴジュースをお願いしたため、ちょっとわかりませんでした(ビジネスクラスシャンパンをはじめアルコールも確実にあります、エコノミークラスもおそらくあるはず)。

 食事はきゅうりとチーズのサンドイッチ、記憶ではもう一種類(トマト)が選べた気がします。エールフランスでよくある美味しいビスケットと共に提供されました。私はホテルでしっかり朝食を食べたのでこれくらいでありがたかったですが、一般的に考えると量は少ないですね。

シンプルなサンドイッチ

 Wifiはテキストだけは無料で使えるのですが、Web閲覧は有料。モニターもないため感覚としては国内線の延長というか、何もない(穏やかな時間が流れる)フライトでした。

 シャルル・ド・ゴール空港はとにかく広いので沖止めやゲート次第では乗り継ぎにかなり時間を要するのですが、今回はそのようなこともなくターミナル中央付近のゲートに到着、ボーディングブリッジから降機できました。

2. パリ〜ボストン

乗り継ぎについて、特段ラウンジに入れるわけでもなく、しかも今回は到着便が時間通りに到着したため、結構時間を持て余していました。しかしボストン行きの搭乗ゲート前にかなり多くの座席があったため、比較的快適に待ち時間を過ごすことができました。

全景は撮れませんでしたが、、フランスの都市の名前がついています

 機材はA350-900、新しいのと飛行中も静かなので快適です。エコノミークラスでも枕とブランケットが提供されました。

新しい機材全般に言えますが、デザインがスタイリッシュで良い。

 座席の広さも十分で、かつモニターで機外カメラがついていたり、最新の映画が豊富だったり(AFは映画の本数多いと思います)。座席で爆睡できないタイプの人間なので、深夜便だとちょっと憂鬱ですが、7時間の昼のフライトなら全然大丈夫です。

かなり搭乗率は高かったです。

 こちらも定刻で出発、前回は1時間ほど遅れて出発したもののビジネスクラスだったのでさほど何も感じていませんでしたが、今回はなるべく早く着いてもらいたい(笑)。

 7時間超のフライトで、機内食は2回提供されます。最初の機内食の前にドリンクのカートが回ってくるところは他の航空会社と同じですが、なんとエールフランスの場合エコノミークラスでもシャンパンをいただくことができます。前の席の人がスパークリングワインはあるか尋ねていたのですが、CAさんの回答が「Sir, フランスにはスパークリングワインというものはなくて、代わりにシャンパンと呼んでいます」というユーモラスなものだったので笑ってしまいました(註:フランスにもスパークリングワインはあります。。シャンパーニュ地方で作られたものだけがシャンパンですが、例えばボルドーとかでもスパークリングワインを作っているので)

 私もシャンパンをお願いしたのですが、アルコールに加えて他にも何かいるか聞いてもらえるあたり嬉しいですね。ルフトハンザだったか、ヨーロッパの航空会社のトマトジュースが美味しいとどこかで聞いたので、トマトジュースをもらったのですが、一緒に"セロリ塩"をいただきました。聞いたことがなかったのですが、確かにトマトジュースに塩を少し入れて飲むのもありですよね。ただなんというか、洒落ていますね。さすがAF。ちなみにトマトの味が濃厚ですごく美味しかったです。

 機内食はチキン(マッシュポテト)かパスタ(ベジタリアン)だったのでチキンにしたのですが、思っていたのとは少々違う見た目、というか色合い。。

全体的に満足度は高い

 肝心の味については、少し塩味が濃いような気もしましたが美味しかったです。前月にANAの北米線に乗って美味しい機内食を堪能したので、機内食の量・質を比較してしまうと酷ですが、欧米あるあるの麦とか色々入ったサラダも好みですし、フランスのチーズもいつでも美味しいし、エコノミーでちゃんとした食事が出るのは嬉しくなりますね。

 食後は暗くなりますが、映画を見るなどしてまったりと過ごしておりました。このフライトだったか失念しましたが、最近のフライトでハクソーリッジ(沖縄戦を描いた2016年の戦争映画)があって非常に面白かったです。戦争自体は米国側からの描写ですが、何というか生き方・信念とは何かということについて考えさせられます。オッペンハイマーも機内で観まして、時系列が最初難しかったですが「偉人の苦悩」系の映画は(Beautiful Mindなど)やはり好きだと再確認しました。しかし、日本でプチ炎上した理由はわからず(分かるのですが理解できず)。

炭水化物多し

 着陸1.5時間程度前になると、2度目の機内食が配られます。サンドイッチとマドレーヌ、飲むヨーグルト。温かいドリンクも一緒に頼めるのですが、ホットチョコレートをお願いしました(時差ボケ回避という意味では、出発地ではもう夜・到着地は昼という時間帯なのでカフェインの入ったものの方が良かったかもしれません:ちなみにAFのコーヒーは毎度美味しいので、濃い目が好きな方にはおすすめです)。ホットチョコレートは普通に美味しいのですが、マドレーヌが甘かったので甘くないものにすればよかったと一抹の後悔。

 その後無事ボストンに着陸。ボストンは国際線の到着は全てTerminal Eです。到着ラッシュの時(あとは学生が多くなる時期?)は入国に30分以上とか普通にかかるのですが、15時過ぎに到着したこの日は非常に空いており、待ち時間ゼロ、2分くらいで入国できました。ちなみにボストン空港からボストンの市内は、特定の公共交通機関(シルバーラインというBRT又はローガンエクスプレスというバス)を使うと無料で移動できます。車社会だから利用促進のため?でもさらに採算取れなくなるのでは…?米国の交通インフラは謎が多い(というか様々な意味で健全ではない)ことも多いのですが、一利用者としてとりあえず無料なのはありがたいことです。

 以上、今回はエールフランスのエコノミークラスについてでした!以前からクオリティは信頼しており、しかも価格もそれなりにお得な航空会社なので総じておすすめしているのですが、今回も非常に快適かつ便利なフライトを利用することができ感謝です。あわよくばもう一度ビジネスに乗りたい。。!

ANAに乗って太平洋を快適に横断してみた(ANAプレミアムエコノミークラス搭乗記)

 以前私はANAとユナイテッドに乗って東京からボストンに行くルート(エコノミー)をご紹介しましたが、このたび米国から日本に一時的に帰国する予定がありANAを利用しましたので、今回はこちらについて書いていきたいと思います。

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 今回、かなり前から日程が決まっていたのでANAのマイルを使って航空券を予約しました。北米路線だとビジネスクラスは先の日程までずっと埋まっていてなかなか予約が難しいのですが、運良く私の渡航日に空きがあったプレミアムエコノミーを予約しました。というより、渡航する日にプレエコが空いていた路線を軸に旅程を組んだ、と言った方が正しいかもしれません。往路(米国〜東京)はDC発羽田行き、復路(東京〜米国)は羽田発ニューヨーク行きのフライトとなりました。希望の日程とクラスで特典航空券を予約するのは、少なくとも私にとっては難しかったですが、ある程度フレキシブルな旅程を組める方であれば空席を見つけるのはそこまで大変でないかもしれません。

 なお、予約に必要なコストとしては72,000マイル(レギュラーシーズンの場合:必要マイルについては随時変更があるかもしれませんので最新の情報を公式サイトからご確認ください)と手数料・税金で365ドルでした。マイルを貯めるのにかかったコストを抜きにすれば5.5万円でアメリカ往復のプレミアムエコノミー席を買える、と聞くとどうでしょうか。通常料金だと少なくとも私が調べたところ40~50万円はするチケットですので、非常にお得と言っても差し支えないかなと感じています。

 ただ、大事なことはプレミアムエコノミーにどれほどの価値があるか?ということだと思います。日系の航空会社だと欧米他社と比べてプレエコ・エコノミーの差が小さいという話もあれば、十分満足という話もあり、12時間超のフライトで正直どの程度よく眠れるのかわかりません。しかもビジネスクラスに比べてプレエコはWeb上の情報(ブログ等での感想)も少ないため、結局乗ってみるまでよくわからないという結論に至り、非常に楽しみなフライトでありました。ぜひこの記事では率直な感想を書いていきたいと思います。なお、これまで私はデルタ航空エールフランスのプレエコ、ANAはエコノミーに乗ったことがあり、判断基準としてはそれらとの比較となります。

<旅程>

1. NH101:ワシントンDC(12:10)〜東京羽田(翌日15:20)

2. NH110:東京羽田(10:50)〜ニューヨーク(同日11:00)

<体験>

1. ワシントンDC(ダレス)〜羽田

 ANAのプレミアムエコノミー(JALも同じようなので、日系とまとめて差し支えないでしょう)が他社と異なる点として、ラウンジの利用資格があるということが挙げられます。長時間フライトの前にシャワーを浴びられることはとても大きなメリットであり、これは非常に助かります。

 DCで使えるラウンジとして、公式サイトにはバージンアトランティック(Virgin Atlantic)のラウンジを出発3時間前から利用可能と記載がありました。しかしアメリカでスターアライアンスと言えばユナイテッド、ダレス空港には必ずユナイテッドのラウンジがあるはずなので、これは使えないのだろうか?と疑問に。しかも今回、米国国内線(ユナイテッド)からの乗り継ぎで早朝にダレス空港に到着するので、3時間より前からラウンジが使えたら良いなと思い、とりあえず国内線を降りて最寄りのユナイテッドクラブに行ってみることに。

ユナイテッド国内線の機内サービス。コーヒー美味い
(ちなみにデルタ航空だとコーヒーはStarbucksです)

アメリカの場合、出国審査がないので国内線も国際線も同じターミナルから発着し、ANAの搭乗券を持っていれば乗り継ぎ先の空港で再度チェックインし直す必要はありません。

 受付で搭乗券をかざすと、何のお咎めもなく"Welcome!"と言われたので、公式には書いていませんがユナイテッドのラウンジも(今回は運良く)使うことができました。ダレス空港は広大で、ANAの出発ゲート付近にユナイテッドのラウンジはなかったため、最寄りで利用可能なバージンのラウンジがおすすめとして指定されている、ということかなと思いました。

地下がラウンジになっていた

 ダレス空港には3つのユナイテッドクラブがあるようですが、最初に行ったラウンジは手狭かつ非常に混雑していました…席を見つけるのが難しいレベル。しかも、利用した時間帯が早朝(7〜8時頃)だったので食事が非常に簡素で、フルーツ・サラダバーとシリアル・パンに、ホットミールとしてはスクランブルエッグとソーセージ程度だったかと思います。(ユナイテッドなので特段驚きませんが。。。)別の時間帯に行けばもう少し充実した食事があるかもしれません。飲み物はコーヒーマシンとジュースのサーバーがありました。アメリカあるあるですが、おそらくアルコールは有料だと思います。

盛り付けが汚くすみません。。

 調べてみると、どうやらC7ゲート付近のユナイテッドクラブは広くて人も少なく快適、との情報があったので移動することに。確かにこちらは席数も多く、時間帯によるかもしれませんが非常に空いていました。しかし食事のラインナップは変わらず。まあ、WiFi・コンセント付きの席で作業できるだけでもありがたいです。バージンアトランティックのラウンジを利用できる時間まで、1時間くらい過ごさせてもらいました。

こちらのラウンジは広くて快適!

窓があるので外も見えます。開放的。

 さて、続いてターミナルを電車で移動し、バージンアトランティックのラウンジに到着です。入り口は目立たない感じですが、入ってみるとデザイン性に富んでいておしゃれなラウンジでした。景色も眺めることができ、内装としては非常に綺麗なラウンジだったのですが、食事については軽食のみで、ホットミールがオーダー制になっていたのですが無料で選択できるのはサンドイッチ・おにぎり・スープ程度でした。朝食の時間帯だったからかもしれませんが、11時過ぎでもそんな状態だったので実際のところがどうなのかは不明です。また、アルコールはアメリカあるあるですがおそらく有料かと思います(少なくとも見えるところには数種類のジュースと水、コーヒー、お茶しかなかった)。

カラフルでデザイン性に富んだ内装

2Fはこの時間帯は閉鎖されていました

 シャワーも利用したのですが、おそらく1つしかないようなので時間帯によっては難しいかもしれません(というか、清潔ではあるのですが水圧や水温などの満足度的に待って利用したいほどではなく、正直おすすめではありません)。私の場合はかなり早くラウンジに到着したのでほぼ貸切状態で、早朝に家を出発した関係でぜひシャワーを浴びたかったので助かりました。

バリアフリー対応、シャワーの水の出し方が若干難しかった

 しばらく作業などしておりますと、かなりラウンジ内が混雑してきました。ANAに乗る人以外にも利用者がいるはずで、全体的には狭いラウンジで2階部分は利用した日(時間帯?)は封鎖されていたので、時間帯によっては混みそうですね。個人的にはもし昼間の時間帯にミールがもう少し充実するのであればユナイテッドクラブの方が好きかもしれません。とはいえ全体的には快適なラウンジでした。

おにぎり(米は酢飯・謎の醤油付き)とトマトスープ

 いよいよ搭乗、ワシントンDCから羽田は13時間以上のフライトですのでプレエコがどの程度快適なのか気になるところです。搭乗準備に時間を要していたようで、機内へは20分ほど遅れての案内となりました。

ダレス空港の搭乗ゲート

 機材はB787-8、比較的就航年数が長い部類ではないでしょうか。長距離線なのでビジネスクラスはもちろんフルフラットですが、全体で184席とのことで、エコノミークラスが16列しかないのを見ると意外と少ないですね。プレミアムエコノミーは2-3-2の配置で2列、全部で14席となっています。

ボーイング787-8 (788)|機種・シートマップ(座席)|国際線|ANA

 私は前列の通路側を予約しました。個人的には貴重品の入ったバッグを上の棚に載せたくないのとモニターを収納しないといけないのでセクションの最前列(前の座席が存在しないのでモニターが収納式かつ離着陸時はバッグを上に載せないといけない)はあまり好きではなかったのですが、最近は特に長距離・眠りたいなどの場合は足元の広さを優先して結構予約しています。今回は単純に私が予約した際(数ヶ月前でした)にプレエコがほぼ満席で、最初は仕方なくその席を指定したもののよく考えると非常に良い席でした。足元がそんなに違うのか?という点については、特に前の人がリクライニングすると圧迫感を感じたり窓側から通路に出にくかったりするもので、やはり差があります。ですのでおすすめとしては最前列通路側>最前列窓側>最後列通路側(気兼ねなくリクライニングできる)>その他、という感じでしょうか。もちろん窓側で写真を撮りたい!など事情がある場合は別ですが。

足元は十分広いです

 平日でしたがプレエコは満席だった記憶で、なおこの日はエコノミーも9割以上埋まっていたかと思います。DCはビジネス需要もあるでしょうし1日1便だとしっかりお客さん乗っているのですね。日本人の割合としては半分くらいでしょうか。プレエコに限って言えば、隣は海外の方でしたが後ろは日本の方でした。(価格・海外離れなど様々な理由で)日系キャリアに日本人が乗らないと聞いたことがありますが、やはり半分くらいは乗っていてもらいたいものですね。

 プレエコサービスとして、出発前にCAさんがマスクや耳栓、アイマスクと歯ブラシセットを希望者に配布しておられました。ちなみにスリッパが座席ポケットに入っているのですが、半日以上機内で過ごす上でこれは非常にありがたかったです。

 結局20分程度遅れて出発、とはいえ羽田には定刻で到着予定との旨のアナウンスがありました。離陸して20~30分ほどで機内食の準備が始まります。そして今回、なぜかスパークリングワインのサービスがありました(プレミアムエコノミーのみだと思います、しかもシャンパンではなくスパークリングとおっしゃっていました)。メニューには書いてありませんでしたが、ビジネスクラスのウェルカムドリンクの残りとかでしょうか。何にせよ嬉しいですね。

 その後通常のドリンクのカートが回ってきて飲み物とおかきをいただけます。てっきり私はスパークリングワインがメニューにあるものと思ってもう一度お願いしたところ既にないそうで、代わりに赤ワイン(とオレンジジュース)をいただきました。ラインナップはエコノミークラスと同じです。

※私が間違えて尋ねてしまっただけで、スパークリングワインはメニューにもないので普通は飲むことはできません

最前列のテーブルは横から引き出します

 機内食は、和食を選択しました。ANAはエコノミーとメニューが同じなのですが、前からカートが回ってくるのでプレエコの場合一番最初に選択できる(売り切れがない)ことはメリットですね。ただし、最初のドリンクカートがエコノミークラスまで回り切らないと食事のカートが来ないはずなので、ドリンクの提供から機内食提供までそれなりに時間がかかります。今回は30分後くらいでした。その時間でおかきを食べてくれということかもしれません。

品数にびっくり、味も良し

 ただ、機内食をもらう際に再度ドリンクも聞かれますので、私はスープをいただきました。茅乃舎です。しかしさすがANAというべきか、機内食美味しいですね。そして前菜のスモークサーモンも大きいですし、何より品数多くないですか?アメリカの航空会社だとメイン+グリーンサラダ+カップケーキくらいなので、久々に日系に乗ると嬉しくなりますね。ちなみにメインは天丼、当然東京で並んで食べる味とは違いますが、機内で食べる楽しさ込みで十二分に美味しいです。

 デザートはハーゲンダッツ、(新幹線と同じくらい?)すごく硬い(笑)。その後で暖かい飲み物がサーブされるので私は緑茶を。一緒に提供されるチョコレートビスケットはおそらくプレエコ限定?ほろほろでとても美味しい。

食事についてくるペットボトルの水もありがたい。

 食事がひと段落すると機内の照明が落とされます。このフライトは日本時間の深夜発で午後に到着するので、可能であれば機内で睡眠をとっておいた方が時差ボケしづらそうです。プレエコだとレッグレストがあるのでかなり足まわりが楽ですが、私の場合は合計結局3時間くらい眠れたかな、という程度でした。これは寝付きの良さ(個人差)と時間帯にもよるところが大きいと思います。。

 プレエコ限定のサービスとして、「1回目の食事終了〜2回目のサービスまでの間、担々麺やビジネスクラスのドリンクをオーダーできる」というものがあり、これも個人的に楽しみにしていたサービスの一つです。とはいえ、機内も暗いしどのタイミングで頼めば良いものか(個人的に、ボタンでCAさんを呼ぶのは好きではなく…)。

 一眠りしてから起きた際にちょうどお声がけいただいたのでシャンパンと担々麺をいただくことに。この担々麺、ベジタリアン対応だそうです。ベジタリアンではないので全くその恩恵を受けないわけですが、味がそう変わらずに食べられる人が増えるのは純粋に良いことですね。少なくとも私にとっても十分美味しい(というかベジタリアン対応と言われても味の面では何ら差に気づかなかったので)。シャンパンは紙コップですが、やはり舌触りで普通のスパークリングと違いがわかる、と感じるのは気のせいでしょうか。

スープは最初から入れてもらうこともできるはずです、一緒にお菓子いただきました

 離陸から6時間程度経った頃、軽食のサービスがあり玉子サラダサンドが配布されました。

おしぼりは普通の紙のもの。

 その後、お薦めいただいたのでビジネスクラスで提供されている日本酒もいただくことに。富山の「Shin-IWA」、飲んだ時には「久しぶりの日本酒は最高、アロマティックで美味い、同じ富山の羽根屋に味の系統が似てるかも?」くらいの感想だったのですが、のちに調べてみるとドンペリの元醸造責任者が富山に新しく作った(最近よくある、蔵元と有名デザイナーのコラボで高級日本酒を製造する、というコンセプトの)蔵で、複数種類の日本酒をブレンドして商品化、どれも4合瓶で1万円超という価格、しかも機内で提供されたShin-IWAは一般流通していないもの、とのこと。図らずも激プレミア日本酒に出会ってしまいました。

偏西風の影響で、アメリカから日本に飛ぶ方が時間かかります

 などと素晴らしい体験をしていると、既に日本の近くを飛んでいることに気づきます。朝食(昼食?)として、パスタ(ベジタリアン)かミートボールだったので後者を選択。1回目の食事と比べると品数こそ少ないですが、食べ応えあります。(米系とか、普通にメインである1回目の機内食でもこのレベルに至らないですよねぇ…?)

日系に限らずアジアの航空会社、他地域と比べて特に食事の質が高いなと感じます。

 そして定刻少し前に着陸。総評すると、ホスピタリティと言いますか、やはりANAだなと思わせる素晴らしいサービスでした!

なぜか沖止め、バスは混雑

 既に長くなってしまったので、復路については軽く紹介させていただきます。

2. 羽田〜ニューヨーク(JFK

 羽田を午前中に出発しNYに同日の昼に到着、このスケジュールだと明るいうちに目的地に到着できるのが嬉しいですね(JFKに深夜に着いても楽しいことは何一つありません)。羽田は第二ターミナルからの出国、これは私は初めてだったのですが、現在はANAのみなのでコンパクトで良いですね(出発ラッシュでそれなりに混雑はしていました:主に海外の方が多い)。

 そして出国後にANAラウンジを利用できるのですが、第二ターミナルのラウンジ凄いですね。本当に広い。しかし結構混雑しており、ビジネス・上級会員の需要がしっかりあるんだなと思わされます。おそらく他のところで詳しく紹介されているでしょうから省きますが、あらためて素晴らしいラウンジですね。混雑していたので中の写真はほぼ撮れていませんが、個室席もあり窓からの景色も開放的で、また利用したいと思えるラウンジです。

個人的にはこのような個室席が一番落ち着きます

このほかにカレーとかキッシュとか食べています。ライブキッチンではジャーマンポテト

 シャワーはアプリでの事前予約制になり、初めてだったこともあり問題なく予約できているか若干迷ったのですが、時間になって受付に向かうとスムーズに使わせてもらいました。

もはやホテルです。

 12時間のフライトの前なのでシャワーを浴びられたこと自体良かったのですが、この清潔感と言いシャワーの質と言い、やはりさすがだなと思います。

関東風うどん

 やや名残惜しくも、搭乗時刻が迫ってきたのでゲートに向かいます。

やはりB777は美しいと思う

 羽田〜ニューヨーク線の機材はB777-300W、デザインが改装されてビジネスクラスに豪華な個室(The Room)を搭載した人気機材です。

座席は新しい。

 プレミアムエコノミーの座席についても刷新されており、B788のやや年季を感じるシートと比べると新しい感じはありました。ただ、機能面についてはそこまで違いがなく、復路は最前列ではなかったこともあり、前の人が座席を最大限倒すとそれなりの圧迫感はあります。自分一人で座ったり眠ったりする分には十分くつろげて何ら困りませんが、通路側ではない人がトイレに行こうとすると、横の人の足を跨ぐのは容易ではない印象です。

とはいえ足元広い。機外カメラも嬉しい

 今回も満席で私は通路側を予約したので、隣の人が立ち上がるタイミングで一旦席を立つ必要があるだろうなと思っていたところ、隣に座っておられたおじさま、記憶が間違いなければ12時間一度も、少なくとも私が席についている間は立ち上がらなかったので、(余計なお世話の極みですが)逆に勝手に心配になってしまいました。。私は乾燥防止、エコノミー症候群予防となるべく快適に過ごすため、頻繁に色々飲むので12時間トイレに行かないことは考えられないですが、過ごし方は人それぞれということで。しかし新座席、モニターが大きいのは良いですね(もはやもう少し小さくても良いと思えるほど)。

 機内食については、流れは同じでまずはドリンクとおかきが回ってきます。

サッポロと香るかぼす

 その後、食事の一食目はすき焼きとチキンカツカレーの二択でした。ラウンジでカレーを食べたこともあり、悩みに悩んだ挙句すき焼き。

すき焼きというメニューの心くすぐる感。品数嬉しい。

 機内食の後は映画を見たりうつらうつらしたり。少なくとも私にとっては、座席が新しいから眠れる!というものではなく、時間帯の問題ですね。多分3時間くらいは寝ていたかと思います(本当はもう少し眠りたかったですが)。

 サービスについては、CAさんの巡回頻度もそれなりに高く、何かをお願いすればすぐに持ってきてもらえると思います。記憶では一度、カップ麺やシャンパンなどいかがでしょうか、と起きている乗客に明示的に声をかけながら巡回していたかと(寝ている時間帯もあったので定かではありませんが)。ただ、印象としては往路の便の方が頻繁に巡回されていたような感じを受けました。何と言ってもこの機材、ビジネスクラスの数がかなり多いので比較的そちらにリソースが取られるのかなという印象(より課金した顧客へのサービスが手厚いのは当然ですが、席数が明らかに多いので普通に大変そう)でした。とはいえ、誰がどのシートを担当するかは決まっているでしょうから、そういった理由ではないのかもしれません。

フライトの中間でコーンパンのサービス

 今回はラウンジと機内食でかなり満腹だったので担々麺はオーダーせず、シャンパンのみいただいた記憶があります。一緒にチョコレートもいただけました。
 到着前の朝食は和洋食のチョイスでしたが、しばらく和食とお別れなので和を選択。赤魚の煮付け◎

カップヨーグルトが給食を思い出して好きなんですが、わかる人いますかね

 往復両方とも非常に満足度の高いフライトでした!という締めとともに、最後に一応これまで私が利用した各社のプレエコ比較を。

 欧米系のプレエコはエコノミーとしっかり差別化されている、と聞きます(し確かにそうなのです)が、全体で見ると正直、ここまでの満足感は得られないような気がします。きめ細かいサービスという意味ではANAはじめ日系が一番かな、と。少なくとも食事は私が乗ったプレエコ(デルタ・エールフランスシンガポール)と比べて一番良かったですし、座席にはそこまで差はありません。

primaspa.hatenablog.com

 デルタは以下の記事に書いている通り結構良かった(ただし通常はラウンジ使えない)のですが、エールフランスは前回乗った時はイマイチだった(というか、エコノミーでもシャンパンを飲めるなど元々の質が高いので、ビジネスに乗らないならエコノミーで全然良い)のと、シンガポール航空も良かったのですが食事が??という感じだった(路線とメニューによると思います)ので、ラウンジも使えるANAプレエコは普通に良いなあと思いました。

primaspa.hatenablog.com

 ただ如何せんANAのプレエコは普通に買うと価格が高く、そしてエコノミーのレベルも十分高いので、どこまでプレエコに課金すべきかと言われると悩ましいところ。フットレストと足元の広さのおかげで疲れは少ないのですが、眠れるか否かは個人差が大きい気がしています(他社のプレエコでも私は爆睡できていません)。その意味では、今回マイルで乗れたのは大きかったです。

 プレミアムエコノミーでどの程度のサービスが受けられるのか?ということについての結論としては、もちろんHPに記載の範囲は間違いなく受けられますしそのサービスの質が高いのはさすがANAだという感じなのですが、それ以上については完全に運というか、当日の様々な状況によるのだと思います。

 このブログには私が受けたサービスについて書いたのですが、当然時期によっても変わるでしょうし、これは最低限当然のマナーとして、公式の最新情報に書かれていないことは期待しない、もしそれ以上のサービスに巡り会えたらハッピー、ラッキーだったということかなという心構えでいたい、昨今のニュースを見ても思うことですが、何より重要なのは安全に到着地まで飛行すること。そのあたりのことは客側も当然理解しておかないといけないのでは、と思ったところです。

 筆無精なので更新が遅れていますが、欧米のフライトに乗る機会が最近多いので、そのあたりもまた御紹介したいなと思っています。超長文にお付き合いいただきありがとうございます。

 

KLMのビジネスクラスに乗ったら異世界が広がっていた話(ムンバイ〜アムステルダム搭乗記)

 少し前にインドに渡航する用事があり、その帰りに(と言っても今回は日本に帰るわけではなくアメリカへのフライトで)利用したKLMオランダ航空。これまであのスタイリッシュな青い機体を目にしたことは何度かあり、一度乗ってみたいと思いながら普段は(日本の青い翼にはよく乗るのですが)乗る機会がなく、今回が人生初のKLMとなりました。しかもありがたいことにセールで安かったためビジネスクラス今回利用したのはムンバイ〜アムステルダムという、日本人からするとかなりマイナーな路線かなと思いますが、長距離線のビジネスクラスという意味では参考になるところもあるかと考えています。

 しかし、3フライト、合計17時間程度の搭乗時間になりますがそれでビジネスクラスが片道1800ドル程度(30万円以内)というのは十分安いのでは?もちろんエコノミーだと半額以内なのですが…

概要

路線:KL878便、BOM (2:25) - AMS (7:45)、 B787-10

 フライト時間は9時間程度、最新機材に乗れるということで楽しみにしていましたが、ムンバイの出発は夜中の2時台。他の路線もそうなのですが、なぜインド発の国際線は深夜とんでもない時間に出発するものが多いのでしょうか。。これらはインド到着便の折り返しで飛んでいるのですが、インドに到着する時間も夜遅いことが多く、公共交通機関を使えなかったりするので若干不便です。しかし、昼間よりも国内線が少ない分遅延が少ないとかメリットもあるんでしょうかね(ちなみにインドは国内線も24時間運用、さすが14億人の人口を抱える国・・・)。

 チェックインにやや時間を要しました(ビジネスクラスカウンター自体少し並んでいたのと、主に私のチケットの問題)が、無事インドを出国。ちなみにチェックインカウンターも保安検査も優先レーンが設けられています。しかし、インドの空港は入場する際にパスポートと搭乗券(紙ではなくても良い)が必要で、その列はクラス関係なく並ばされるので結構時間がかかることに注意が必要です。また、空港に入れるのがそもそもフライトの4時間前からなので(乗り継ぎで最初から空港内にいる場合を除く)、あまり早く着きすぎても入口ではじかれてしまいます。これも、人口が多いと仕方がないことなのかもしれないですね。

さて、保安検査まで終えると、ビジネスクラスなので今回はラウンジに入ることができます。

ラウンジ

事前に調べたところ2種類あった記憶ですが、チェックイン時にもらったインビテーションカードによると、KLMのビジネスクラス利用者は、Adani Lounge(どうやらこれも2箇所ある様子)が割り当てられています。23時くらいに入ったと思いますが、結構混雑していました。この日はムンバイ以外の都市を観光していたため全く空腹ではなく、むしろ朝早かったので正直疲れ切っており、食事というよりもシャワーとくつろげる椅子を欲していたのですが、なかなかプライベート感のある良い場所が見つからず・・とはいえ、満席ということはなく、カウンターやソファー等ちらほらと空いていました。ちなみに構造は、フロントを通過してエレベーターで1フロア降りるとラウンジ本体が広がっている、というものです。

豪華な入口

狭くはないのですが、人が多かった。

 シャワーについて、シャワー・スパエリアのようなものがあり、そこの受付で聞いてみると特に予約システムがないようでご自由にお使いください、ということでした。入ってみると、3〜4室あったように見えますが、最初は満室。順番待ちしようかと思って受付に聞いてみたところ、どうやら予約システムがないようで、、「上階のフロントに行けば、別のシャワールームに連れて行ってくれるはず」と言われました。そこでエレベーターでフロントに行き聞いてみたところ、怪訝な顔で「そんなシャワーはないはずだ」との回答。??

 シャワーの受付でそう言われた旨を伝えると、フロントのお姉さんが先ほどのシャワールームまで来てくれることとなりました(この時点でエレベーター2往復目。なぜ…)。結論として、上階のシャワールームを使えることになったのですが、おそらくファーストクラス用のシャワールームなのかなと思います、どうやら通常はそういう運用はしていないということですかね。フロントのお姉さんが空きを確認して空いてたら呼びにくるね、ということで解決。その後5分ほどして案内されました。二人とも親切に対応してくれたのでありがたい話ではあるのですが、深夜に受付を行ったり来たりするのは正直疲れました(笑)。まあインドですしこのような小さい疑問にいちいち心をすり減らしては生きていけません。浴びれたのでOKです。

 ちなみにシャワールーム自体は特筆すべきところはなく。水圧はもう一声欲しいなというところで、インドで温かいシャワーが浴びられるので十分なのですが、前日まで宿泊していた"The Leela Mumbai"の部屋とシャワーが素晴らしいクオリティだったのでなおさら違いを感じてしまいました。あと、足拭きタオルがないのは慣れないですね。バスタオルを使いましたが。

https://maps.app.goo.gl/B3y2zhfsoPw3Sh5M7

水圧・温度ともに問題なし、と言いたいところですが少しだけ水圧が物足りず・・

 食事についてはそこまで食べる予定ではなかったものの、ダイニングエリアもひと通り見てみました。さすがはインドということで、カレーをはじめとする各種インド料理やアジアンフードが充実していました。一応サラダバーもありますが、ホットメニューにもベジタリアンメニューが多い(インド人口の半分以上はベジタリアンです)のでそちらの方が良いかもしれないです。というのも、インドでもラウンジや高級ホテルで生野菜を食べる分には全く問題ない(ヨーロッパやアメリカと同じ程度)ですが、火が通っている安心感と言いますか、念の為。

インド・アジア料理が充実。ベジタリアンメニューも多い

 いわゆるカレーではないインド料理も充実していて、インドでよく見る黄色蒸しパン(Dhoklaと言います)やグリルトマトなどがありました。

搭乗

 時刻は1:30をまわり、そろそろ眠いぞという頃に搭乗開始です。搭乗口に行くと、エコノミークラスも含め大勢が並んでいました。しかも他の便(隣はサウジアラビアのジェッダやクウェートに行くフライトでした)にも長蛇の列ができているので、なかなかカオス。ちなみにアムステルダム行きもビジネスクラスは満席のようで、チェックイン時に座席指定しようとすると窓側は空いておりませんでした。

 優先搭乗の中では最後列近くに並び、機内へ。今でも覚えているのは、入った時にそれなりに衝撃を受けまして、

かっこいい・・・

飾らないシックなデザイン。

 ああそうだヨーロッパのしかも北部ゲルマン系というのはこういう雰囲気だ。

 インドで土とホコリにまみれた空気を吸い、クラクションの音に常に晒されていた私にとって、入った瞬間に世界の違いを認識して、どこか背筋が伸びるような(もちろんそれでも高身長オランダ人には到底及ばない)空間。でもそれは緊張感とは異なり、空間が派手じゃないので落ち着くのです。インドや中東とは全く異なる雰囲気。

十分な広さかつプライベート感もあります。

 何より新しい機材なので全てが綺麗。KLMと言えば外装がド派手な水色で、内装もそんな感じだったらどうしようかと思っていましたが(笑)想像以上に落ち着いた色合いで、非常に気に入りました。座席には枕と毛布が置いてありました。

 出発前にウェルカムドリンクとしてシャンパンをいただいたのですが、グラスが洒落ていますね。

ポートワインを飲むようなグラス?ですね、おしゃれ

 深夜便ですが、離陸後にも食事があり、そして到着前に朝食が提供されるようです。また、アメニティポーチ(というかバッグ?)が、搭乗した時に置いてありました。2つ上の座席の写真にも載せていますが、もう少し拡大したものも末尾に。中身は歯ブラシ靴下耳栓にリップクリームと、概ね普通かなという印象ですが、これはポーチではなく開くとエコバッグになる仕様。色も光の当たり方により変わる紫で素敵ですし、特に男性だとポーチはそんなに使わないので、なかなか気に入りました。エコ仕様なところに北ヨーロッパぽさを感じます。

 しかし眠くてたまらず、もう離陸前から熟睡しておりました。

機内での体験

 なにぶんKLMは初搭乗なので全ての体験をしておきたく、深夜であれ機内食は食べたいと思っていたのですが、2時間ほど寝ていて目が覚めると機内が暗い。機内食を逃したのか??とヒヤヒヤ。

 そこにCAさんが通りがかったのでとりあえずドリンクをオーダーすることに。すると「食事も一緒にいかがですか?」とのこと。ひょっとして私は食事を逃していたんですね?と聞くと好きなタイミングで大丈夫とのことで、満席なのにありがたいですね。おそらく、初っ端から就寝している方が多く、食事のために機内の照明をつけたり、アナウンスしたりということはなかったんじゃないかな?と思います(それか爆睡していて全てに気付かなかったか・・・)。

 チキンorベジタブルだったのでチキンを選択すると、ワンプレートで提供されました。特に奥側のメインは見た目こそ??という感じですが、器がおしゃれですね。リゾットのような感じで美味しかったです。

KLM名物と聞いたカクテルとともに

 インドで積み込んでいるからか、前菜にパニール(インドのカッテージチーズ)の盛り合わせが出てきました。写真だと奥のオレンジ色のものです。あとは時計回りにモッツァレラと胡桃、フルーツを和えたもの、エビとオレンジを和えたもの、チーズとフルーツ、いちじくのパイだったかなと思います。メニューがないので詳細は不明ですが、なんというか冷菜はどれも構成要素が同じ(主にチーズ+果物)で、インド積み込みの限界なのか、、多分アムステルダム発とかだともう少しバリエーションがあるのだと思います。あとどれも冷たいので、食べた後少し身体が冷えました。冷えたカクテルを合わせているのも理由ですが。深夜なので量は無難だと思います。

 食後、映画をみる体力は残っておらず引き続き爆睡していたのですが、映画の種類は結構豊富で、グループ会社だからかエールフランスと似たラインナップでした。

 到着1.5時間前くらいになると朝食です。選択肢はクレープ、ギリシャヨーグルトかインド風(おそらくドーサ)だったのですが、クレープを選択。

クロワッサン美味しかった。バターがAmulなのがインドらしい。

 クレープがメインかと思いきや、フルーツが主役のような顔をして出てきました。機内は完全にオランダの世界観が広がる、かと思いきやところどころで顔を出す(というか消しきれない)インド。インドも好きなので全くネガキャンの趣旨ではないのですが、100%インドに全振りならまだしも、オランダの世界観で顔を出してくるインドはどっちつかずでやや中途半端な印象。

 さて、到着前にはホットタオルもあったと思いますが、それに加えてビジネスクラスの乗客に一人一つずつプレゼント。デルフト陶器でできた可愛いお家。その国の名産をお土産にするのは素敵ですね。これは中身はジンのようですが、皆さん飲んでおられるのでしょうか???

アメニティバッグと共に。色合いが気に入っています

 遅延なく到着、むしろやや早着だった記憶で、この先タイトな乗り継ぎがあるのでありがたかったです。ちなみに乗客の割合は、ビジネスクラスは欧米の方:インドの方が4:5くらいだった記憶です(残りは私など)。よく眠れたので総じて満足なフライトでした。

まとめ・比較

総評すると、

  • ラウンジは相対的に残念でしたが、これは航空会社というよりもムンバイ空港(と私のコンディション)の問題。
  • 機材は新しく座席も素晴らしい。エコノミークラスもチラッと見ましたが綺麗でした。全体的にデザインが秀逸。
  • 機内食については今回の深夜便だけで判断することはできないですが、このためにまた乗りたい!と思えるほどではなく(以下リンクを貼っていますが、この後に乗ったエールフランスが感動的だったので尚更そう思ってしまった)。
  • ホスピタリティについては、非常にキビキビしていていながら皆さんフレンドリーで、十分良いんじゃないでしょうか。過干渉すぎないところも個人的には好きです。

 特徴として感じたのは、例えばアメニティのエコバッグ化など「サステナブル」に力を入れていること。私は今回の経験に満足していますが、一歩踏み違えるとクオリティに影響するというか、このあたりは人を選ぶかもしれません。

 まとめると、「今度はアムステルダム発で深夜便じゃない長距離線が安かったら乗ってみたい、同じ値段で(日系はもちろん)エールフランスに乗れるならそっちを選ぶ」という感じでしょうか。個人的な感覚なので伝わるか微妙ですが、「私がビジネスクラスに乗ったことのある海外の航空会社」で比較すると

Sランク:シンガポール航空エールフランス

Aランク:EVA、エミレーツ、KLM、タイ航空

Bランク:アシアナ航空エチオピア航空、深圳航空、フィリピン航空

という感じでしょうか。。ANAJALはもちろんですが、ルフトハンザ、カタール航空あたりにいつか乗ってみたいです。

primaspa.hatenablog.com

 

数多の危機を乗り越えてデルタ航空のプレミアムエコノミーに乗った話(ボストン〜パリ搭乗記)

 以下、日本発ではなく米国からヨーロッパへのフライトレビューなのですが、デルタ航空の長距離便は概ね同様かと思うので参考にしていただければ幸いです。デルタ航空のプレミアムエコノミー(プレミアム・セレクト)と、ボストン空港のデルタラウンジ(Sky Club)について書いています。

 

 昨月、ボストンからパリに渡航した時の話です。デルタ航空のセールにより、エコノミーとプレミアムエコノミーの価格があまり変わらなかったので、プレミアムエコノミーを予約することにしました。

 元々はボストン〜ニューヨーク(国内線)、ニューヨーク〜パリという旅程で、

・DL1475便 BOS (15:00)-LGA (16:22) A220-300

・DL262便 JFK (19:30)-CDG (翌日9:00) A330-900neo

 どちらも日本ではレアな新しい機材でワクワクしますね。ニューヨークは都心に近いラガーディア空港(LGA)から国際線が多く飛ぶジョン・F・ケネディ空港JFK)まで乗り継ぎで移動する必要があるため、時間が間に合うか若干不安視していました。

 しかし公式サイトから予約してこのルート(3時間くらいの乗り継ぎ時間)が出てきたので、まあいけるということなのでしょう。UBERだと30分以内くらいで移動できるのですが、地下鉄とバスで移動すると1時間強かかるのとNYの地下鉄はなかなか信用できないので、途中まで公共機関を使って厳しそうだったらUBERかな、くらいの心づもりで当日家から空港へ。

第一の危機

 空港に向かうバスの中で、うとうとしていた私に一件のメール(ちなみに、アメリカの公共機関でうとうとしてはいけませんが、極めて安全なボストンなのでまあ許容範囲という感じです)。

「あなたのフライト、DL1475は予期せぬテクニカルトラブルにより2時間遅延します」

!?パリ行きに乗り継げませんけど!?ラガーディア到着からJFK出発に1時間は無理ですし、そもそも着いても搭乗締め切られています。今回はパリからの乗り継ぎもある(チケットは一緒に予約している)ため、一日遅らせるという選択肢もありません。

 即座にボストン〜ニューヨーク(JFK)で他のフライトがないか探しましたが、良い時間がない・・買えたとしても300ドルはさすがに高い。。そうこうしているとバスが空港に到着したので、まあさすがにデルタが何か助けてくれるのでは?と思い、空港のカウンターへ。私の意図としては、14時発のLGA行きのフライトがあったので、なんとかそれに乗せてもらえないか…?というもので(現在13:20)、パリから先も乗り継ぎがあるから!ということを強調して事情をアピールしていると、斜め上の解決策が提示されました。

「ボストンからパリにデルタの直行便があって、それだと今夜20:30に出発して翌朝9:30にパリに着くわ。それなら乗り継ぎも大丈夫でしょ?振り替えられないか見てみるわ」

 そういう手があったとは!元々の到着時刻が翌朝9時なので、乗り継ぎ時間こそ少し短くなりますが、もちろん大丈夫というか藁にもすがる気持ちなので感謝でいっぱいです。しかも、プレエコに空きがないからか、デルタ・ワン(ビジネスクラス)にアップグレードされそうよ、とのこと。さすがにダウングレードはしないだろうと思っていましたが、ありがたい限りです。しかし座席についてはゲートに行くまで確定しないようで、搭乗券にも座席のところに「SEAT REQUEST」と記載されていました。ともかく私は一安心。結局乗ることになったのはDL224便(ボストン〜パリ)です。

第二の危機とラウンジの謎

 さて、航空券が取れたは良いのですが、次の悩みは急に生まれた7時間の待ち時間です。家に地下鉄で戻ると片道1時間、スーツケースも持っているので非常に戻りたくない。でもベンチで待つのはきつい。ここで思ったのは、ラウンジに入れるのではないか?ということ。本当に私がDelta Oneならばラウンジを使えますが、でも一旦保安検査を通過すると、もし入れなかった場合(デルタの場合、プレエコだとラウンジ入れません)に帰るという選択肢も消えてどうしようもなくなります・・・

 悩んでいても仕方がないので、保安検査の前にいた別の係員に問い合わせることにしました。すると、「Sky Premiumだからラウンジいけるよ!」とのこと。??Sky Premiumだけではラウンジ入れないのでは?

 デルタ航空の場合、プレミアムエコノミーの乗客はラウンジに入ることができません。しかし、プレミアムエコノミーでもSky Premiumとして優先搭乗や保安検査の優先レーンを使うことができます。その意味では、Sky Premiumだからラウンジに入れるというのはどうもおかしい。聞き返しても同じことを言われたので、結局聞いたところで悩んだのですが、スーツケースを持って往復するのは嫌なので最後ベンチで待てば良いか、という覚悟で保安検査を抜けました。混んでいなかったので優先レーンを使うまでもなく通過。

 そして勇気を持ってラウンジへ!受付で搭乗券を見せたところ、「本当は3時間前からなのよ」と言われた(これは知らなかった、すいません)ものの、まあ良いわと言われ(アメリカあるある、良い意味で適当)ありがたく入室。

外観

入室できちゃいました。。これは私がビジネスクラス(Delta One)に乗るから?それともSky Priorityだから??実はボストン空港、Delta Sky ClubラウンジとDelta Oneラウンジがあり、後者は完全にビジネスクラス搭乗者限定なのですが、私が案内されたのは前者のSky Clubラウンジ。なぜ??十分空いていたから?謎は深まるばかりです。。。

 何はともあれ、正式に入れていただけたのであとは待ち時間をありがたくここで過ごすのみです。落ち着いた場所でやりたい作業もあったのでラッキーですし、しかも深夜便の前にシャワーも浴びることができるなんて!ちなみに、ボストンのデルタラウンジは最近建て替えられたようで、非常に綺麗で心地よい空間でした。入口からは想像つかないほど天井が高い。

天井も高く、広々とした空間。

 時間帯によるとは思いますが、私が入った時は混雑もしておらず最高です。特に最初の1時間くらいは貸切に近いレベルで空いていました(その後夕方から夜にかけて国際線の出発ラッシュなので混んできましたが、それでも座れない程ではなく)。充電もほとんど各席にありますし、プライベート感のある座席から複数人で座れるテーブルまで、本当に快適。

こういう座席好きです。

 そしてデルタ航空と言えば、スターバックスとの提携。機内でもスタバ(監修?)のコーヒーを飲むことができますが、ラウンジにもサーバーがありました。

Starbucksのコーヒーサーバー

 食事もそれなりに充実しています。ロブスターロールを食べられた!というレビューをどこかで読んだのですが、今回は残念ながら巡り会えず・・しかしどれも普通に美味しかったです。野菜が取れるのがありがたい。特にボストンは物価高いので。。

ボストンと言えばクラムチャウダー

左側がホットミール、右はサラダやサンドウィッチ・スープ

 ちなみに飲み物に関してはバーカウンターもあり、アメリカのラウンジの場合アルコールは自分で取るのではなくこのように作ってもらうスタイルが多いようです。メニューを見るとカクテルやウイスキー(おそらく年代物)など一部有料、ビールやワインなどは数種類ずつ無料となっていました。しかし、ここはアメリカ、無料でもサーブしてもらった場合はチップを払うのが一般的のようで、チップボックスのようなものにドル札が入っているのが見えました。アメリカで生活していると、どこでチップを払うべきか経験である程度は慣れてくるのですが、この辺の線引きは難しいですね(払う場合も1ドル/杯くらいかと思います)。まだ昼間ということもあり私はそこまでアルコールの気分ではなかったので、コーヒーやお茶(RISHI Teaというブランドだったかと、ハーブティーが美味しかった)を飲んでいました。

しかしおしゃれなカウンターです。

別角度からも。

シンガポール(空港)のような豪華さ

 作業したりくつろいだりしていたのですが、快適すぎて時間が早く過ぎてしまいます。搭乗2時間前を切ったあたりでシャワーを浴びておこうと思い、受付へ。

通路もおしゃれで、アメリカとは思えない(笑)

ここのラウンジでは、シャワーは電話番号を登録して、準備ができたらSMSで呼び出されるという方式でした。アメニティはリストに色々記載されており、言うと持ってきてもらえます。シャワーの質も問題なく、係の方も非常に親切でした。

しかしこのバスローブ、どう使うのが正解なのか…

さっぱりとした気分で搭乗できるこちらのラウンジ、素晴らしかったです。怪我の功名ですね。

最後にもう一枚、内観を

第三の危機_発券

 さて、長い長い快適な待ち時間の後でゲートがオープンしたので、ラウンジを出て席を確定させようと係員の方に話しかけます。まさか乗れないことはないだろうかと、若干ドキドキ。

ターミナルが全体的に新しい

出された搭乗券を見ると、、「51A

???これってビジネスクラスどころか普通のエコノミーでは?まあ、最後乗せてもらえるなら良いのですが、プレエコ料金を払っていますからさすがにそのまま呑むわけにはいきません。しかもここはアメリカ、主張したもの勝ち(というか主張しないと負け)です。

 プレエコの搭乗券を買ったので、上位クラスに空きがあったらそっちを割り当ててもらう必要がある旨を伝えると、次に出てきた券は30番台のシート。座席表を見てみると、これはComfort Plus、紛らわしいのですがデルタには「足元の広いエコノミー(サービスはエコノミーと同一)」も存在していて、これも私が予約したプレエコ(Premium Select)ではありません。。プレミアムエコノミーという伝え方が悪かったので、Premium Selectで当初購入したんですよ、ということを証拠とともに見せて、今度はちゃんとプレエコ座席で発券し直してもらいました。

 あれ、でも私はチケットカウンターでDelta Oneと言われたような…?とも思ったのですが、「座席はゲートで決まる」と言われた以上、プレエコのチケットを買った私はプレエコが空いていたらプレエコに座るのが筋というものです。四度も交渉するのは若干だるいのもあって、ありがたくその席で確定です。しかしどうやら私の席には既に多分上級会員でエコノミーからアップグレードされた他の乗客が座っていたようで、別の係員の方がそのお客さんを元の後部座席に戻すために機内に入って行ったようです。。なんか申し訳ない(笑)。

 一応デルタ航空の名誉のために言っておくと、ゲートでの一連のゴタゴタは、別に私が差別されていたとか私を騙そうとしていたとかではありません(少なくともやり取りしていて私はそう感じなかった)。連携不足といえばそれはそうなのかもしれませんが、イレギュラーな状況で(私は元々別便に乗る予定だった)わずかな空席の中でやりくりしていただいたんだと思います。交渉した時に嫌な顔をされたわけでもなく、そもそも日本の会社のように「サービスの無謬性」という概念が米国にはないので、そういうものだと納得しています。

今回乗るのはこちら、A330-900neo。A350に似ていますね。

とはいえ色々と疲れまして、なんとか無事搭乗。ようやく機内・・・疲れているし、ゆっくり眠れるかなと思ったのですが、話はまだ終わりません(長々とすみません)。

第四の危機とフライトの総評

 機内に入ると内装は新しく、座席も綺麗でがっしりした作りです。プレミアムエコノミーには枕と毛布に加え、アメニティキットが置いているのが嬉しいところ。私は窓側をアサインされました。通路には出にくいですが、外が見えるので窓側派です。

プレミアムエコノミーこと、Premium Select

 割り当てられた自分の席に到着、かと思いきや、何やら私が座るはずの座席の足元でゴソゴソと大きなものが動いています。

犬!!?

 なんと、介助犬(日本だと介助犬といえば盲導犬ですが、今回はそうではありませんでした)が座席下に座っておられました。ユナイテッド航空だったか、他人が予約した座席に犬が座ってトラブルに、みたいな話を聞いたことがありますが、自由さ加減というか犬を連れて飛行機に乗るのは日本では見ませんね。調べてみると日本でも介助犬は座席下に連れていて問題ないようで、かつアメリカでも稀なことだと思いますが。これは危機というか、驚いたという話でした。

モニターが大きい。テーブルは手元から出すタイプ

 さて、無事搭乗完了、時刻通りにプッシュバックです。以下は普通にプレエコの感想となりますが、やはり新しい機材というのは快適で、コンセントの位置もユーザーフレンドリーで良いですね(座席の下だと差し込み口を探すのが本当に大変)。

 夜便なので機内食が離陸後の夕食と到着前の朝食、という形で提供されますが、いずれも美味しかったです。エコノミーとは差別化されており、アメリカの航空会社とは思えないほど満足(褒め言葉)。夕食はチキンのタイカレーとサラダ、ティラミス。

チーズスナックとドリンクからの提供。ワインはグラスで。

配られたメニューにはChicken with egg noodlesと記載。しかしこれは明らかにrice。

 ちなみに、元々別の方が座る予定だった関係で、私の座席の機内食は事前に予約されていたようですが、今や別人が座っているので事情を話すとCAさんが若干混乱されていました。その人のところにもちゃんと注文した機内食が届くと良いんですが。ちなみにデルタのプレエコは事前にWebサイトから食事を選択できるはずですが、私はページにエラーが出て選択できませんでした。。

 食事が終わると消灯、レッグレストもあって足は伸ばせましたが、暑かったのかあまり寝付けず、寝たり起きたりという感じだった記憶です(革製の座席はANAとかの座席と比べて通気性が悪く、背中が暑くなるような気がします)。残念ながらすっきり安眠、というほどではありませんでした。しかし夜中に提供された(と少なくともメニューには書いてある)スナックの写真がないので、一応熟睡していた時間もあるということですかね。ちなみに映画の種類は豊富です。Wifiはチャットのみ無料(それ以上は有料)だったかと。

 到着2時間前くらいに朝食、サンドイッチまたはヨーグルトで後者を選択。重くなく、普通に美味しかったです。

ギリシャヨーグルト。ドリンクはコーヒー

 特段遅延もなくパリに着陸。無事乗り継げそうで安心。ボストンでも色々ありましたが、無事に到着できて感謝です。プレエコの総評として、エコノミーとの差別化は図られていますがおそらく新機材ならばエコノミーもそれなりに快適で、かつデルタなので食事も不味くはないはず。と考えると、価格差が大きい場合に敢えて課金するほどではないかな、というのが率直な感想です。しかし今回はイレギュラーがあったので、Sky Priorityとして(若干の謎は残るものの)色々優遇してもらえてありがたかったです。

 しかしフライト中、一つだけ(そして結構大きな)問題があったとしたら、私の足元にいたcutieことお犬様・・介助犬なので当然機内に乗ることが許されていますし、実際彼女は7時間のフライトですごく大人しい(当然噛みつきませんし、走り出したり吠えたりすることもありません)利口な犬ですごいなあと思っていたのですが、どうしても100%信用することはできないというか、不安になるわけです。長距離フライトだけど犬のトイレはどうするのか?とか、自分が寝ていて尻尾踏んづけたり蹴飛ばしたりしたら大変だ、とか。。(犬を飼っているとか、犬のことをよく理解している人ならばそうじゃないのかもしれません)

 あとやはり、窓側に座っている身としては、犬ごと通路に出てもらわないといけないのでトイレには行きづらいですよね。そういう(ある種無用な)気の遣い方をするあたり、良くも悪くも日本人だなあと我ながら思ってしまいますが。しかし良い経験になりました。隣に犬がいるか、とか事前にわかるわけもなく、介助犬が座席下にいること自体はルール上何の問題もないのでこれは運ですね。

 しかし、(トイレの話ばかりで恐縮ですが)犬は7時間以上のフライトでトイレにも行かずずっと座席下でおとなしくしており、介助犬をどうやって躾けているのか、こうして犬が(仕事で)飛行機に乗ってじっとしていたりトイレを我慢していたりするとストレスかからないのかな、とか色々考えてしまいました。

 様々なドタバタとドキドキがありましたが、個人的にデルタ、ソフト面もハードの部分もクオリティが高くておすすめです。

P.S. おまけの危機(というか謎)

 後日、付与されたマイルを見るとビジネスクラス相当のマイルが加算されており。やはりこれは本来私はDelta Oneに乗るはずで、ゲートの係員のミスだったのでは?とモヤモヤしつつ、でもプレエコを予約してラウンジで6時間過ごさせてもらい、さらに追加のマイルをもらえたと考えるとコスパは十分過ぎるほど良かったので、こういうものだと納得しています。

 なお、別便ですが復路のマイルが一向に付与されず、デルタのカスタマーセンター(チャットで相談できるようになっています)に何度催促しても全く状況が変わらなかった、という問題が別途生じるのですが、その時の私は知る由もありません。ちなみにその問題は、チャットで催促しつつ2週間くらい待ったのですが、コールセンターに電話したら即日で解決しました。本当にもう何なんだ・・・

復路は非常に満足なフライトで、以下に記録していますのでこちらもよかったら。

primaspa.hatenablog.com

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