ANAの提携特典航空券でアジア周遊(第一話:お得な旅程を考える)
学生最後の冬休み。卒論の目処もついてきて、4日くらいどこかに行けるかな、という見通しがついたので、旅程を考えることにしました。
今まで帰省、旅行やらカードやらで積み重なったANAマイルがそこそこ貯まっており、その有効期限も近かったので、今回は特典航空券を予約してみることにしました(実は初めて)。色々調べてみたところ、わかったことが2つ。
・貯まったマイルの使い方としては、海外の特典航空券を予約するのが一番お得らしい。
・海外航空券を予約するときには、単純往復に旅程を追加できる
2点目について補足すると、ANAの所属しているスターアライアンスの航空会社のフライトで、乗り継ぎ便をうまく活用すれば複数都市を訪問することが可能とのこと(詳しくはANAのHPを見れば良いのですが、これがなかなか複雑)。
単純に解説すると、
海外の目的地に行く際、帰る際にそれぞれ日本国外で2回ずつ乗り継ぎができる→合計4回まで目的地以外の海外都市に立ち寄れるということです。プラスアルファで、国内線にもそれぞれ1回ずつ搭乗可能、これは国際線がないような地方に住んでいる利用者への配慮ですね。
そして、海外乗り継ぎのうち1回のみ24h以上の滞在が可能で、残りの乗り継ぎはそれぞれ24h以内の滞在という規定があります。つまり、デフォルトでも目的地+1都市はゆっくり観光可能ということですね。
もう一つルールがあり、それは出発都市に戻った時点で旅行終了、というものです。例えば、東京→バンコク→東京、と戻ってくると、それ以上の旅行はできません。
実はここにカラクリがあり、東京→バンコク→関西、と日本に戻ってきた場合、これは(出発都市に戻ってきてるわけじゃないので)旅行終了にはならないんですね。関西から別の海外都市に飛ぶこともできるのです!
ちょっと面倒ですね、、乗り継ぎ場所についての細かいルールは他にもあるようですが、ある程度わかったら試してみるのが良いかと思います。
上記のルールをもとにして僕が今回選んだ旅程は、以下の通りです。
ホーチミン→台北(→東京→台北を別予約)→シンガポール→東京
普通の旅行だと考えられない行程ですね(笑)
合計63000マイル(ビジネスクラス)と、空港税とかで30000円弱。間違いなくお得なルートです。
この目的としては、「ちょっとずついろんな都市に行ってみたい」と「各国の航空会社、飛行機を体験したい」というもの。特に今回は、マイルの関係でビジネスクラスを予約することができたので、できたらなるべくたくさん体験したい!ということでこんな旅程になっています。
ちなみに台北東京の往復を別予約したのは、台北から東京に帰ってきたらルール上、旅行終了になってしまうからです。台北での乗り継ぎをLCCを使い、安く済ませることができました。僕がホーチミン に行ったのは12月、台北での乗り継ぎを長期滞在にして、台北→シンガポール→東京は3月の便を予約しました。このようなフレキシブルな旅行計画を組むことができるのは非常にお得ではないでしょうか!
ただ、予約はなかなか大変で、便によっては空席がなかったり(特典予約枠は限られているので)、ビジネスクラスを選択できないようなルート(航空会社によってルールあり)もあります。そこは根気よく探すことが重要かもしれませんね。
さて、次は実際の搭乗記を紹介してまいります。お楽しみに!